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「身代わり伯爵の告白」感想 後編 
 
身代わり伯爵の告白
身代わり伯爵の告白 (角川ビーンズ文庫 64-10)

以下、「告白」感想後編です。(感想前編→こちら


<感想>
キャラごとの感想の続きです。

・エルミアーナ
 エルミアーナ→イゼルスになっていたのに驚き(笑)
 最初名前が出てこなかったうちは金髪ってところから
 ヴィルのことかと思っていたらイゼルスとは…。
 イゼルスに容赦なく振られたらしいエルミアーナの
 次の王子様が誰になるのか気になるところです。
 個人的にはミレーユと同じ外見にきらめき成分を常備してそうな
 フレッドが次のエルミアーナの王子様候補になりそうな
 気がしないでもないんですが、それだとシアラン編が終わったら
 セシリアVSエルミアーナで姉妹でフレッド争うことに
 なっちゃうなぁ…ていう(笑)
 (しかし母親は違えども似たもの姉妹に思えるw)

・ジャック&第五師団
 第五師団周りで今回はずせないのがミレーユの
 正体バレイベント!で、とうとう今回ミレーユが女の子で、
 しかも次代の大公妃となりうる存在であることが第五師団で
 ミレーユを取り巻いていた面々にばれた訳ですが、
 案の定というか…それを知ったキャラたちの反応が
 楽しいことになっていておもしろかった。
 (しかも、ただでさえ混乱しているところに的確かつ
 鋭いツッコミをさらに与えていくロジオのせいでさらに
 混乱する面々w)
 なかでも個人的に面白かったのはラウール。
 『ラウール先輩』はどちらかというとイゼルス寄りな
 冷静な人間だと思っていたので、たとえ女だと
 知らなかったとしても、もう少し落ち着いた…というか
 クールな反応を見せるかと思っていたのですが…
 なんだあの取り乱し具合はっ(笑)
 意外と打たれ弱いとか…かわいすぎるじゃないか。

 ジャックはバレがくるまでの勘違いぶりといい、正体バレが
 あっててからの動転振りといい、まぁ予想していたとおりの
 楽しい感じではあったのですが、動転のどさくさにまぎれて
 過去の女性の見る目のなさとか、許婚に逃げられてたこととか
 余計なことまでイゼルスに明らかにされちゃったりで、ちょっと
 気の毒な気がしないでもない(笑)(しかも、耳に入ってるかは
 わからないけど、一応部下の前だしw)
 なんかいっきにダメダメ感がアップした師団長ですが
 これはきっとアレですよ!
 次巻で魅せてくれるであろうかっこよさを引き立たせるための
 ワンクッションなんですよ……………………たぶん。
 
 ミレーユショックを乗り越えた?第五師団の面々が次巻で
 どんな活躍をするのか楽しみです(笑)
 あと、すべてが終わったあと今回動揺しまくりだった彼らが
 ミレーユと再会したときの反応も楽しみ。

 あと、ジャックの父親のヴィレンス将軍が素敵な親父すぎる。

・ウォルター伯爵&サラ
 ウォルター伯爵の挿絵がすごくよかったです。
 (黒髪で憂いのあるような表情いい!)
 ただ、今回のミレーユとのやり取りとか見るとなんかもう
 本人はどうしようもなく病みきってしまってる感じですね。
 
 それから予想はしていましたが、サラはやはり
 真・ギルフォードを愛していたんですね。
 (まぁ普通はそうじゃないと異変には気づかないよなぁ。)
 サラがギルフォードのことを愛していたことに対して
 「愚か」だと言ってしまうウォルター伯爵のあの考え方は、
 逆にそうでもしないとサラが不憫で仕方ないといった
 感情からくるものなのかなぁ…と思ったり。
 「失恋」を読んだときは生き延びているリヒャルトに
 少なからず憎しみがあってのことかと思っていたけれど、
 単純に本当に好きだった相手にはなんとも思われず、
 (でもこれはまだわからないと思うんだけど…どうだろう)
 かといって約束されていた大公妃になることもままならないまま
 死んでいったサラの存在の証を得たいがためにやっているんじゃ
 なかろうかと思えてきた…かなぁ。
 救われて欲しいとずっと思ってるけどどうなるかなぁ。

 あと、ミレーユを使ってサラを蘇らせる…というのは
 オズワルドが侍従を「人形」にしているようなのと
 同じ方法を用いるという感じなのかな? 
 
・オズワルド
 本当の名前、本来の姿…真の目的など偽大公=オズワルドに
 ついては今回はいろいろ情報が出ましたね。
 自らを病気に見せかけたり、狂信派からまつりあげたと
 見せかけて実際はそれを利用して大陸を制覇しようとしていたりな
 狡猾な面や、侍従や元大公妃たちに対する非道な面など
 なんというか「身代わり伯爵」のシリーズの中でここまで
 純粋な「悪意」をまとった人間はあまりいないなと思ってしまった。

 しかし、やることがいちいちえげつないなぁ…

・フレッド
 「らしい」とえいばらしく、あっさりと生きてて、しかも
 単独で秘密行動までやってたフレッドなんですが
 そういう策ならそういう策ってせめてアンジェリカか
 ユーシスには言っておいてくれたら…とさすがに
 ちょっと思わずにはいられなかった。
 本人も自覚しているみたいですが、今回ミレーユが
 危険に陥った原因の一因にフレッドのこの行動があるのは
 いくら間が悪かったとはいえ否めないからなぁ。
 でも、このことで本気になったフレッドが次で見られるのかと
 思うと、それはそれで楽しみな気がします。

 あと、リヒャルトが「ぶちっ」となったあとのリヒャルトとの
 やり取りがなんかよかったです。 

・リヒャルト
 「ミレーユと結婚したい」とフレッドに言っちゃいましたね。
 「もしミレーユがきみを-」
 このあとは話が中断して最後まで聞くことができなかったけど
 どんな言葉を繋げるつもりだったのか気になるところです。
 ①フレッドを選んだとしてもそんなの関係なくシアランへ
  ミレーユを連れて行く
 ②フレッドを選んだらフレッドごとシアランへ連れて行く
 どっちかあたりかなぁ。
 
 アンジェリカからの報告を聞いたリヒャルトが狼狽して
 皆の前で「俺のことが好きなら~」とユーシス相手に
 詰め寄る?シーンはすごくよかったし大好きなシーンかも。
 狼狽しすぎで切れ気味なリヒャルトになんというか笑い萌え(笑)
 でも、「俺のことが好きなのに他の男と結婚するなんて
 許さない」「絶対好きだと認めさせる」「連れ戻したら何が何でも
 妻にする」あたりの台詞にはかなり萌えました。

 ところでリヒャルトの祖母が亡命して健在だというのは
 新たな事実ですよね。
 アルテマリス以外の国にいるってことなのかな

・ミレーユ
 リヒャルトの夢を見て自分がリヒャルトの家族に
 なってあげたい、と思うシーンはすごくよかった。
 それからリヒャルトと結婚する=大公妃になることについて
 覚悟を決めたこともよかった。

 てか、ユーシスが「誰ですか、この乙女な人は」と言ってるように、
 今回は全編にわたってミレーユのリヒャルトを想う気持ちが
 素直に出ていて、それがすごくかわいくてよかったなぁ。
 (アンジェリカの「好き」を勘違いして自分も好きだと言っちゃう
 ところとか、もうむちゃくちゃかわいいし)

 ただその一方で、リヒャルトのためにいつも以上に後先
 考えないまま突っ走ってしまうような感じは、たとえそれが
 敵陣の真っただ中、敵と差しで渡り合って重要なアイテムを
 手に入れたりな勇気ある行動だとは思っても、読んでて
 ハラハラするというか、あくまで個人的にはだけど
 ほんのりストレスを感じるポイントではあった…かなぁ。
 物語の展開上仕方ないだろうとは言え、たとえば
 侍女にされた元大公妃たちのためにオズワルドのところに
 殴りこみに行くのとかさすがに読んでて「ちょっと待て」と
 思ってしまったよ…。
 まーでも、そうはいってもそれがミレーユの「らしさ」だし
 よさなので、いいんですけどね…。 

 ところで、記憶を失うよう暗示をかけられてしまうという
 これまでにない危機を迎えたミレーユですがどうやって
 記憶を取り戻すのかとても気になるところです。
 「二度目の合図」を誰かがもたらすのか、それとも
 リヒャルトの呼びかけなどから暗示を自分で打ち破る
 流れになるのか…。
 個人的にはリヒャルトが暗示をとく鍵になっていると
 かなり好みのうれしい展開なんだけどなぁ。
 
 
【身代わり伯爵シリーズ】

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